「脱・初心者レベルの基準を知りたい!」
「プログラミングの基礎学習はどこまでやる?」
「おすすめの勉強法を教えて!」
プログラミングに必要な知識は、とても広く深いため、さまざまなことを学び続けなくてはいけません。
一方、学び始めた初心者のなかには、「どのレベルまで達すれば初心者じゃないのか?」目標が分からないまま学習している人も少なくありません。

私は独学でプログラミングを学んだため、周りのレベルや一般的な目標が分からず苦労しました…。
そこで今回、レベル別のスキル目標や、目標達成するための勉強法をまとめた記事を作成しました。
この記事を読めば、レベルごとの目標スキルが明確になり、学習するうえでのベンチマーク(指標)が分かります。
「目標を明確にしたい」・「どこまで学べばよいか悩んでいる…」このような人には役立つ内容なので、さいごまでご覧ください。
結論として、プログラミングの基礎スキルを習得できれば「脱・初心者」レベルです。
学び始めたばかりの初心者は、基礎スキルの習得を目指して頑張りましょう。※具体的な基礎スキルについては後述します。
【プログラミング】レベルごとの目標スキル


プログラミングは、使用する技術によって必要な知識やスキルが大きく異なります。
しかし、各プログラミング言語や各フレームワークには共通する部分があるため、特定の分野で一定のレベルに達していれば容易に横展開することができます。
初心者は、まずは一つの言語や分野でスキルを高めることが大切です。
解説する目標スキルも、言語や分野などの壁を越えた表現にしています。
【初心者(初級)レベル】基礎スキルが身についている
プログラミング初心者レベルの目標は、基礎スキルが身についていることです。
具体的な基礎スキルについては後述しますが、2週間~1ヶ月程度の期間で習得することができます。
初心者(初級)レベルでは、プログラミング言語によるちがいを気にする必要は無く、
- プログラミングの基本文法を覚える
- ロジック、アルゴリズムを理解できる
- 完成したコードを見て、処理内容がなんとなく理解できる
など、プログラミングに対する抵抗感を無くすことが大切です。
基礎学習を中途半端に終わらせてしまうと、中級レベル以降で大きな差が生まれます。基礎学習はおろそかにしないようにしてください。
【中級レベル】応用スキル・自作アプリ製作
中級レベルでは、応用的な理解や応用スキルを身につけ、自分で考えたアプリ(プログラム)を製作できるレベルを目指しましょう。
中級レベルの学習期間は、3ヶ月~6ヶ月程度を目標に設定することをおすすめします。
目標スキルや学習時間によって学習期間は大きく変わりますが、長い期間かけるよりも細かく区切りをつけて学ぶことをおすすめします。
- ライブラリ・外部モジュールの活用
- サンプルアプリの模写
- 自作アプリの設計・構築
初心者(初級)レベルと比べ、求められるスキルが高くなるため、理解に苦しみ挫折する人も急増します。



“分からないことは質問する”など挫折しにくい学習環境が必要です。
【上級レベル】チーム開発やロジック管理
プログラミングの上級レベルでは、チーム開発やプログラム全体のロジック管理が行えるスキルを目標にしましょう。
実際の開発現場では、複数人のチームで開発するためツールを利用したり、可読性や保守性が高いソースコードを書くことが求められます。
自分がプログラマーとして、チーム開発に対応できるスキルがあり、可読性や保守性が高いコードを書けることも大切ですが、全体のマネジメントスキルも磨くことで、将来のキャリアプランが広がります。
上級スキルを身につけるためには、自己解決能力や検索力、コミュニケーション能力などがとても重要です。



プログラミングスキルを活かして稼ぎたい人は、上級者を目指して学習していきましょう!
プログラミングは、レベルごとに求められるスキルがちがうため、自分のレベルに合わせた目標設定を行い学習するようにしましょう。
レベルが高くになるにつれ難易度も高くなり、途中で挫折する人も増えていきます。
挫折しないためには、分からないことをすぐに質問できる、などの学習環境が重要です。良い学習環境で学ぶことで挫折を防ぐことができます。
プログラミングの基礎学習はどこまで?


プログラミング初心者を脱するためには、基礎スキルを習得する必要があります。
しかし、プログラミングの基礎といっても、人によって基準があいまいで、適切な目標を設定できない場合、不都合が生じる可能性があります。
- 目標が高すぎると、達成するハードルが上がり挫折してしまう
- 目標が低すぎると、開発現場で求められているスキルとギャップが生まれ、後々、大変な思いをする
目標があいまいのまま学習を進めてしまうと、さまざまな不都合が生じてしまうので、基礎学習をどこまでか?目標をはっきりさせる必要があります。
基礎学習の目標は関数をマスターするまで
プログラミングの基礎学習は、関数を理解・活用できるレベルを目標にしましょう。
関数まで理解するためには、下記のステップに沿って学習することで理解が深まります。
- データ型(タイプ)を理解する
- 繰り返し処理をマスター
- 条件分岐をマスター
- 関数を理解する(自作できる)
上記は、プログラミングの基本で、言語のちがいによって記述法がちがうだけで理解するポイントは同じです。



関数をマスターできた人は、脱・初心者レベルと胸を張ってください。
【脱・初心者の目標①】データ型(タイプ)を理解する
プログラミングでは、データ型を理解することが大切です。
文字型、数値型(さらに細かくわかれる)、論理型(ブーリアン型)、リスト型、辞書型など
プログラムであつかうオブジェクトにはデータ型(タイプ)があり、型に合わせて記述しなければエラーになってしまいます。



データ型を理解し、型の確認や置換などデータ型に応じたプログラミングができるレベルを目指しましょう。
【脱・初心者の目標②】繰り返し処理をマスター
プログラムを構築していると、同じ処理を繰り返し行いたいことが必ずあります。
- 回数を指定して繰り返す
- 条件を満たしている間は繰り返す
繰り返し処理を駆使することで、ソースコードがスッキリします。



繰り返し処理を習得して、シンプルなプログラムを構築しましょう。
【脱・初心者の目標③】条件分岐をマスター
プログラミングでは、条件によって処理を変える条件分岐のスキルが必須です。
- ○○の場合は、××する
- ○○以外の場合は、△△する
条件分岐をマスターすれば、さまざまな状況に対応できるプログラをが構築できます。



条件分岐は、プログラミングの必須スキルなので必ず理解するようにしましょう。
【脱・初心者の目標④】関数を理解して自作できる
プログラミングでは、関数を理解し活用できれば、効率的にプログラムを構築できます。
同じような処理をひとまとまりにし、何度も使いやすいようにしたもの。
関数は、初心者が理解するには少しだけハードルが上がりますが、関数を活用できれば「脱・初心者」レベルになれます。



関数を理解できない人は、応用スキルの習得は難しいので、必ず理解できるようにしてください。
基礎スキルを身につける学習方法


プログラミングの学習法は大きく2つの方法があります。
- 独学で学ぶ
- スクールに通う
どちらの方法にもメリットとデメリットがあるので、「どっちかじゃないとダメ!」ということはありません。



私は独学でプログラミングを学びましたが、周りにはスクールに通って学んだ人もいます。
脱・初心者だけなら独学でも達成できる
もし、あなたが脱・初心者レベルを目指すだけなら、独学でも達成できるはずです。
しかし、さらに上のレベルまで目指したい人は、独学はやめておきましょう。
もちろん、独学で学べるスキルには上限は無いので、どんどんスキルアップすることは可能です。しかし、独学は効率が悪く、多くの時間と労力をムダにしてしまうことを知っておきましょう。



独学にはメリットもありますが、とても効率が悪い学習方法だと痛感しています。
独学でプログラミングを学びたい人は、ロードマップや注意点を詳しく解説した記事を参考にしてください。
プログラミングで稼ぎたいなら正しい理解が必要
残念ながら、脱・初心者(基礎スキル習得)レベルではプログラミングで稼ぐことは不可能です。
プログラミングスキルを活かして稼ぎたい、エンジニアに転職したい、このような人は、最低でも中級レベル、できるだけ上級レベルを目指してください。
中級レベル以上の学習では、さらに難易度が上がりますが、挫折せずに達成するためには、基礎レベルの正しい理解が不可欠です。
中級以上を見据えてプログラミングを学ぶなら、基礎からしっかりと理解しなくてはならず、理解するためにはしっかりと教えてもらう必要があります。
もちろん、独学でも中級レベル以上のスキルを習得できますが、とても大変で、ほとんどの人は途中で挫折してしまいます。



私は2年以上の時間をかけて独学でスキルを習得できましたが、他の人にはおすすめできる学習法ではありません。
プログラミングスキルで稼ぐことについては、間違った情報が出回っているので注意してください。詳しくは、下記の記事をご覧ください。
本気ならプログラミングスクールがおすすめ
本気で「プログラミングで稼ぎたい」と考えている人には、プログラミングスクールに通って学ぶことをおすすめします。
中級レベル以上の応用的な内容は、難易度が上がり、さまざまな不明点や疑問点が発生します。
プログラミングスクールなら、不明点をすぐに質問できる環境が整っているので、効率的に学ぶことができます。
スクールに通うことで、30万~60万円の受講料がかかりますが、
- 独学と比べ短期間でスキルを習得できる
- 挫折するリスクを減らせる
- 実践的なスキルが身につく
など、さまざまなメリットを得ることができます。



私も今から学び始めるなら、独学はせずにスクールに通って効率的に学習します。
まとめ:関数を理解できたら脱・初心者レベル
この記事では、プログラミングの目標スキルをレベルごとに解説しました。
- プログラミングの基礎スキルを習得したら、脱・初心者レベル!
- 基礎学習の目標は、関数を理解・活用できること!
- 基礎スキルだけなら、独学でも習得可能!
- 中級・上級者を目指すなら、基礎から教えてもらうほうが良い!
私は、稼げるレベルのプログラミングスキルを独学で身につけることに成功しましたが、2年以上かかってしまいました。その大半は無駄な時間(短縮できた時間)です。
趣味程度にプログラミングを学んでみたいなら、自分のペースで学べる独学がおすすめです。
しかし、スキルを身につけて稼ぎたい!と本気で考えているなら、独学はやめておきましょう。
実践レベルのプログラミングスキルは、スクールに通うほうが効率的に習得できます。
しかし、プログラミングスクールによってカリキュラムやサポート内容がちがい、自分に合うスクールを選ばないと後悔してしまう可能性があります。
スクール選びで後悔しないためには、無料体験会に参加することがおすすめで、入会前にスクールの雰囲気やカリキュラムが分かるので自分に合っているか判断できます。
無料体験会を開催しているプログラミングスクールについては、下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。


プログラミング学習に関する疑問や悩みは、この記事で解説した疑問以外にたくさんあります。
疑問や悩みを解決しないまま学んでしまうと、学習に身が入らず、進みが悪くなってしまうため早めに解決することが大切です。
詳しくは、プログラミング学習のさまざまな疑問や悩みを解決するための記事をご覧ください。

